今週の振り返りと展望(10/15)
こんばんは。わさびです。
インフレが止まりません。今週はほぼ全ての指標がインフレの傾向を示しており、センチメントは一層の冷え込みとなっています。10年債利回りは4を超えています。11月のFOMCは0.75以上は確実で、12月も0.75が高まっています。11月は1.00の可能性もわずかに入っています。
■日経平均
今週は月曜日がスポーツの日で4日しかありませんでしたが、前半はPPIとCPIを控えてほとんど動き無し。金曜日は米国株の結果を受けて、窓を開けて+850の大幅な上昇となっています。しかし月曜に向けた先物は-480となっています。
日経は9月末の底値までは下げませんでしたね。配当落と円安の影響もあると思います。
■S&P500
水曜のPPIは悪かったのですが、こちらもCPIまでは大きな動き無しとなっています。木曜日はPPIの悪結果を受け大幅なマイナスからスタートしましたが、そこから今年最大の大陽線となっています。しかし翌日には大きく下落し、1日でCPIの前日まで戻しています。ナスダックは終値比較で今期最安値を記録しました。
上がる根拠がなく完全に騙し上げでしたね。来週のSQを前に機関が一度ショートカバーして利益を確定し、流れに乗せられた一部の人がカモにされています。
■ドル円
ついに146を超えたと思ったら147も超えて昨日で148.8まで急上昇です。1週間で3.5以上も上がっています。前回の為替介入時よりも過度な変動ですね。おそらくワシントンにいなかったら介入していたと思われます。
今週は流石にCPIの結果を見てからの上昇は想定外でしたが、底値で買ったものを利確する良い機会でした。もう少し上がってくれればインバースを追加できたのですが、1日しか持ちませんでしたね。来週も下げてくると思いますので、さらに良い買い物を探していきたいと思います。
来週からは米国決算が本格化します。地合が悪いので基本は下げ相場でしょうが、セクター別の動きにも注目です。すでに金融が始まっています。あとはエネルギー、半導体、自動車あたりは注目です。欧州や南米の決算ニュースも先行指標として意識しましょう。
今年のような下落相場では、ここ10年間のやり方とは異なる戦略が必要となります。基本はキャッシュポジションを取ることがセオリーですが、下げ相場で資産を保つ、増やす考え方も学んでおくと良いと思います。
良書であるザ・トレーディングは既にお読みでしょうか。相場が回復するときにむけて、時間があるときに読まれておくと良いと思います。
基礎年金の期間が40年から45年に延長する検討に入ったようです。皆さんが貰える年金はいくらでしょうか。
計画的に資産を形成し、将来の安定を築きましょう。
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