わさびの資産形成の道

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為替と米国株

こんにちは。わさびです。

今年の米国株は1月初からS&P500で25%以上も下落していますが、日本の皆さんはそこまで大きな損失を感じていない人も多いのではないでしょうか。

ドルが同時期から30%以上も高くなっていますので、円表示の評価損益はあまり下がっていないと思います。

 

■S&P500(今年の週足)

波打ちながらズルズルと右肩下がり、今年の最安値を更新中です。

 

ドル円(今年の週足)

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反対にこちらは逆にグングンと右肩上がりで今年の最高値を更新中です。

 

■円のS&P500連動ファンド(今年の週足)

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完全な連動ではないものの、ヨコヨコか微妙に上ぼり調子。8月と9月には過去最高値をつけています。いまは年初と同じ位置にいます。

米国株とドル円の為替が逆相関の動きをしているので、円換算ではほとんど下がっていない状態になっています。

 

株の基本は安値で買う、なのですが、これだと安値で買えていません。むしろ高値掴みの可能性もあります。

米国株投資をなさっている方は安心しないように気をつけていただきたいと思います。当面は円安傾向は続くと思われますが、ドルの急落リスクもあると思います。株の動きだけで判断せず、ドルの売り時も意識してください。

株価だけを見て今年も円を追加投資されている方は、案外安値で買えていないのでご注意を。

この場合、最悪のシナリオは株価は上がらずに円高になるケースです。株価は変わっていないのに評価損が増えていくので気をつけてください。ドル円が110円に戻るとき、全ての株が30%も下がってしまいます。

とくにiDeCoで気にせずに積立されている方は気をつけてください。必要に応じてスイッチングも選択肢になると思います。

 

現在、インフレ退治で米国の利上げは加速しており円安が止まりません。しかし、あと半年で利上げは止まると言われています。では株価は半年で戻るでしょうか。これから逆業績相場で企業の決算は厳しい状況が続きます。

円高で株安、これが円を追加投資するタイミングです。

 

今年のような下落相場では、ここ10年間のやり方とは異なる戦略が必要となります。基本はキャッシュポジションを取ることがセオリーですが、下げ相場で資産を保つ、増やす考え方も学んでおくと良いと思います。

 

良書であるザ・トレーディングは既にお読みでしょうか。相場が回復するときにむけて、時間があるときに読まれておくと良いと思います。

 

円の貯金におけるリスクも理解しておきましょう。

 

計画的に資産を形成し、将来の安定を築きましょう。

 

※ 本ブログ記事は投資その他の行動を勧誘する目的で作成したものではありません。投資の最終決定はご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は私の理解や憶測で記載しており、情報の確実性を保証したものではありません。