FIREと年金
こんにちは。わさびです。
FIREを目指す人が一般化してきました。
考え方は年間生活費の25倍の資産を持って税引き後の運用益4%にて不労所得で生活することがスタンダードですね。年間200万の支出の場合は5000万の資産を目指すということになります。年間100万の支出なら2500万になるので、改めて支出を制限することの大切さが一目瞭然ですね。
ちなみにFIREの概念は米国発祥ですが、米国と日本では税金が異なるので基数には気を付けてください。日本で税引き4%の運用益は安定しないと思いますので、25倍以上できれば32倍くらいの資産を目指した方がベターです。
さて、FIREを目指す方に理解しておいていただきたい質問です。
「会社員を辞めて厚生年金を諦めて本当に大丈夫ですか?」
会社員をやめても義務である国民年金に加入することになりますが、現在の基礎年金だけだと年間約78万です。月額にすると約6万5千円になります。
もちろんFIREされる方は、年金に頼らずに運用益で生活していく、と意気込む方もいらっしゃるかと思いますし、達成された方もたくさんいます。
しかしながら、
・投資の運用益は安定しない
・原資を取り崩すと運用益も目減りする
・老後は健康面で想定外の出費が増える
・老後は資産運用に頭が回らない
・特に若い方は様々なライフイベントがある
などのリスクがあります。
年金はよく保険と言われますが、元本を超えても生涯にわたって定額支給されますので、そのベース額を最大限に積み立てることは老後の安定を盤石にしてくれると考えています。
FIREのうちFIを目指すことは大賛成ですが、REについては今の生活を基準とせず、しっかりと生涯を見据えて判断いただきたいと思います。
リタイアに必要な金額を年金でカバーできればその分、積み立てる資産の目標を下がることも可能になります。
しっかりと生涯のファイナンシャルプランを計画し、できるだけコンサバティブに構えておきましょう。
こちらは日本の制度に基づいて整理されており、老後についてもまとめられた入門書です。
計画的に資産を形成し、将来の安定を築きましょう。
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