わさびの資産形成の道

年金、投資、FIREなど生涯資産の入門書

預貯金は安全資産か

こんばんは。わさびです。

これから資産形成を行いたいと考える方は、預貯金についての理解を深めておきましょう。「元本保証」をうたった貯蓄型保険にも少し通じるところがあります。

出来るだけわかりやすく説明するために、以下にモデルケースを示しています。

モデルケース

・預金:100万円

・月収30万円-税金5万円=手取25万円

ハンバーガー:100円

預金は稼ぎの4ヶ月分、ハンバーガー10,000個分

突然ですが、ふと気付いたときに、預金が半分になっていたらどう思いますか?

パターン①

・預金:50万円

・月収30万円-税金5万円=手取25万円

ハンバーガー:100円

預金は稼ぎの2ヶ月分、ハンバーガー5,000個分

ほとんどの人が怒ったり、悲しんだり、途方に暮れると思います。

では、以下のパターンではいかがでしょうか。

パターン②

・預金:100万円

・月収60万円-税金10万円=手取50万円

ハンバーガー:200円

預金は稼ぎの2ヶ月分、ハンバーガー5,000個分

こちらのパターンでは預金は変わらずに、月収・税金・物の値段が倍になっています。月収が倍になったので喜ぶ人もいるかもしれませんが、税金や物の値段も倍になっているためおそらく生活はそんなに変わらないと思います。しかし、預金額は変わっていないため、預金の価値は実際は半分になっています。

パターン①とパターン②を比べると預金の価値という意味では同じ結論となっています。ですが、パターン①で感じる失意をパターン②では感じない人が多いのではないでしょうか。

どちらも極端な例ですが、パターン①が起こることはないと思いますがパターン②はインフレが進んだ世界であり、経済成長や今の日本が目指している方向性です。

 

預貯金は安全資産と言われ、確かに元本保証されますが価値の保証はされません。

もちろん、預貯金が得意とする情勢もあります。それはデフレと高金利です。デフレが進めばパターン②とは逆に価値が増えていきます。また、高金利の時には預けておくだけで資産が増えていきます。

残念ながら今のところ日本ではどちらも叶いません。

 

資産を日本円の預貯金に偏るということは、知らないうちにデフレと高金利に全張りしている、というリスクがあります。

一般的にインフレに強い資産は、株式などの有価証券・金や不動産などの有形資産・外貨と言われています。

投資が良いかは個々人の判断ですが、まずは知識を持って自身で判断できることが重要です。

しっかりと資産のポートフォリオを考えてリスクを抑えた資産の分散を行いましょう。その中にはもちろん預貯金も大切です。

投資未経験の方は投資前に、必要な知識とマインドを学ぶことが重要です。こちらはポートフォリオの考え方の参考になります。

 

計画的に資産を形成し、将来の安定を築きましょう。

 

■本日のオススメふるさと納税

美味しい豚ロースが冷蔵で届きます。冷凍肉はどうしても味が落ちてしまうので、冷蔵品に限ります。真空パックなのでスペースも取りません。

 

※ 本ブログ記事は投資その他の行動を勧誘する目的で作成したものではありません。投資の最終決定はご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は私の理解や憶測で記載しており、情報の確実性を保証したものではありません。