わさびの資産形成の道

年金、投資、FIREなど生涯資産の入門書

本日のマーケット(22/9/26)

本日の日本株は3連休明けで大きく窓を開けて下げとなりました。

いずれの指数も大きく下げており、値上がり:値下がりは1:7となっていますり開始からズルズルと下げていき、止まることなく後場に入って一段とさげています。しかしながら、まだ6月の底値までは距離がありますね。

 

セクター別です。

まずはエネルギーが最も下げており、関連株は5-10%近くの下げ。商社もやられて4-5%下げ。あとは自動車関連も3-5%下げています。

 

今日の結果は先週末から予定通りの結果なので皆さんも覚悟していたと思います。

 

本日はポンドが急落しています。仮に救済としてイレギュラーな利上げが発動するようなことになると暴落のリスクが懸念されます。

 

現時点でビットコインは上昇中。恐怖指数は32まで上がってきているのでヒリヒリしてきました。前回6月の34を記録するか注目です。

今から欧州株の行方と今晩のS&P500が3660を切るかが一つの分かれ目になるかと思います。

 

今年のような下落相場では、ここ10年間のやり方とは異なる戦略が必要となります。下げ相場で資産を保つ、増やす考え方も身につけましょう。

良書のザ・トレーディングは既にお読みでしょうか。

 

計画的に資産を形成し、将来の安定を築きましょう。

 

※ 本ブログ記事は投資その他の行動を勧誘する目的で作成したものではありません。投資の最終決定はご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は私の理解や憶測で記載しており、情報の確実性を保証したものではありません。

生涯FPを策定する:老後2000万円問題

こんばんは。わさびです。

何かを成し遂げたい時に最初にゴールとマイルストンを設定することは実現性を高める上でとても重要です。ゴールのないマラソンほど辛く非現実なものはありません。

そのため、資産形成における最初の一歩は生涯のファイナンシャルプランを策定することになります。

お金は沢山あるに越したことはないですが、各人の環境やライフプランに沿った現実的なゴール・目標を設定しましょう。

将来は不確実であるので目標を見誤ることや前提や制度が変わることがあります。ですので、正しさを追求しすぎて立ち止まるよりも少し保守的にでもざっくりと見積り、適宜見直しながらアジャストしていくことが良いと思います。

マイルストンを設定するにはゴールから逆算することがセオリーです。そのため、以下のようなステップで考えます。

ステップ

① ゴールとなる状態を設定する

② 必要支出を算出する

③ 収入、資産の内訳を算出する

④ 収入、資産の実現方法、マイルストンを策定する

まずはゴールの設定から行います。ここでは金額は見積もりません。状態のみを定義します。

基本として人生を終えるまでお金に困らないというのは最低限の共通事項だと思います。今回は子孫に対する遺産相続などは考えず、自身または夫婦の生涯に閉じて考えます。

平均寿命は85歳なので、できれば余裕を持って90-95まで困らない状態をゴール設定としたいところです。困らない状態の定義も人によって様々です。また、現実的にいつまでに仕事をリタイアしたいか、も大切なポイントです。

次にSTEP2として、ゴールを踏まえ必要支出を洗い出します。生活水準や持ち家の環境、さきほどのゴールによっても大きく異なります。総務省調べでは、2021年の65歳以上の無職夫婦は月額224,436円と算定されています。

出所:家計調査報告

老後は収入が限られるため、支出を如何に抑えるかが重要です。今からミニマリストな生活を心がけて無駄な出費がなく満足できる生活水準を作り上げましょう。また、人によって大きく異なるのは住居費です。お気をつけください。

 

3つめのステップは、支出に対する収入源の内訳を当てはめます。まずは年金から当てはめてください。年金は生涯定額がもらえるため変動要素が少なく最も安定した収入源になります。自身の年金がいくらもらえるか必ず把握、算出しておきましょう。老齢基礎年金だけですと今は満期で77.8万円/年です。

次に、あれば資産による不労所得。最後に資産の切り崩し。資産の切り崩しは有限であり、いつまで生きるか不明な状態では最も不安定な要素になります。

前述のグラフでは年金が21.6万円/月となっており、年金以外に必要な収入が3.85万円/月となっていますので、年間だと46.2万、30年では1,386万円の不足になります。いわゆる老後2000万円問題はここから算出されています。

年金のご参考記事

 

最後にステップ4。ここまでで不足分が判明したと思いますので、収入をいつまでにどのように増やすかを考えます。年金であれば積立期間の延長または積立金額(年収)の増加、または受給開始の繰り下げ。不労所得または切り崩しであれば資産の構築。それでも足りなければ就労期間の延長となります。

ここでは退職と年金受給のタイミングが大きなポイントとなります。主要なタイミングとしては60・65・70・75が考えられます。たとえば60で退職して65で受給開始だったり、70まで就労後に70から年金受給、など。年金の繰り上げ・繰り下げ受給にも関わってきます。

ステップ3で例示した不足する年額46.2万円を不労所得で捻出できる状態を目指せると楽になるかも知れません。例えばこれは1540万のリスク資産による税引き利回り3%に相当します。ちなみに65歳までにこの状態を目指す場合、35歳から毎月3万円を30年間、年複利3%で積立てることで達成可能です。

 

年金だけで生活できる方は限られていると思いますので、リタイアまでに必要な資産を自分のケースに当てはめて算出し、計画的な資産形成を行いましょう。

大切なのは常に自分の達成したいゴールと現在の進捗、FPを意識しておくことです。

 

こちらの本は同じようにゴールを設定し、自分の立ち位置を明確にしたのち、どのように資産形成していくべきかを考えるのに参考になります。

 

計画的に資産を形成し、将来の安定を築きましょう。

 

※ 本ブログ記事は投資その他の行動を勧誘する目的で作成したものではありません。投資の最終決定はご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は私の理解や憶測で記載しており、情報の確実性を保証したものではありません。

 

 

今週の振り返りと展望(9/24)

今週は日本マーケットは3日しか開かなかったのですが、イベントが盛りだくさんでしたね。FOMC、為替介入、英国大型減税。

ダウは年初来安値29250を記録。米10年債利回りも年初来高値の3.81。原油は1月初来の78.04まで落ちています。ビットコインも年初来安値の18385まで下げました。

昨夜は恐怖指数が32.3まで上昇しましたが、現在は29.9まで少し落ち着いています。最後に戻しているのでまだ次週の短期的な方向性は不明ですが大局的には下げ圧力が強いと考えられます。ようやくセンチメントがピリついてきました。前回の6月の底値では35を記録しましたが今回はまだそこまで高くありません。逆に言うと株価は大きく下落していますが恐怖指数はまだ控えめな為、今後の更なる下落もありうるかもしれません。

 

日経平均

3日しか開いていないため、世界情勢から置いて行かれている感がありますね。3%程度しか落ちていません。

 

■S&P500

こちらは6%以上の下落。来週は一時的な反発もあるかも知れません。

原油WTI

昨日に大きく下げています。おそらく84までは戻すと思いますがキレイな下降トレンドを描いています。

 

9/20のブログで欧州初の暴落について触れましたが、早速イギリスが危ないことになっています。

 

FOMCが終わり、次の山は10月のCPIと決算発表に移っていくと思います。少し上げることもあるかもしれませんが、引き継ぎ警戒が必要です。先週からFedExやフォードの発表が相次ぎ、各社の決算発表の悪化、下方修正が懸念されます。米国株では早くも逆業績相場が重なるかもしれません。

 

このような状況ではキャッシュポジションを多めにして機を待つのがセオリーです。私も今年はスイング中心です。現在、インバースを除いたロングポジションは20%を切っています。

 

今年のような下落相場では昨年までの10年間のやり方とは異なる戦略が必要となります。

良書のザ・トレーディングは既にお読みでしょうか。

 

計画的に資産を形成し、将来の安定を築きましょう。

 

※ 本ブログ記事は投資その他の行動を勧誘する目的で作成したものではありません。投資の最終決定はご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は私の理解や憶測で記載しており、情報の確実性を保証したものではありません。

貯蓄型保険の評価

こんにちは。わさびです。

積立保険による資産形成について、気になっている方もいらっしゃると思います。いわゆる個人年金保険や貯蓄型死亡保険、あとは学資保険もそうですね。

最近では、貯蓄型保険をするならインデックス投資をしたほうが良い、などと比較されることが多いと思います。私もポートフォリオの優先度という意味では同意ですが、そもそも別商品であるため貯蓄型保険にしかないメリットも存在します。その点も加味して評価すべきと考えています。

個人年金保険については結論から言うと、

比較的年収が高めで、アーリーリタイアをしない30代後半以降の方であればポートフォリオに組み込む選択肢として考えられる

と評価しています。

 

貯蓄型保険のメリットですが、

 ・元本保証の商品がある

 ・保険控除が受けられる

次にデメリットは

 ・返戻率(年利)が低い

 ・途中解約できない

です。

そのため、効果最大化の戦略としては

 ・控除効率を最大化する

 ・出来るだけ貯蓄期間を短くする

となります。

 

保険控除は所得控除であれば掛け金最大8万円で50%の4万円まで控除が受けられますが、掛け金は少ないほど控除効率は高くなります。住民税控除は掛け金最大5.6万円で50%の2.8万円となります。所得控除は累進課税のため年収が高いほど効果があります。

上記を踏まえ、以下を例にシミュレーションしてみます。

 ・35歳 年収920万 (所得税率33%)

 ・個人年金保険:元本保証型、返戻率102%

 ・月額5,000円 年間60,000円

 ・期間25年(満期60歳)

年間の掛け金は6万円の場合、所得控除対象は35,000円分になります。所得税率は33%なので11,550円が返金されます。住民税控除対象は28,000円分なので、10%とすると2,800円が返金となります。併せて14,350円が返金されます。

控除は年末調整または確定申告により翌年には返金されるため、今回は擬似的に「控除済み額」を掛け金として「掛金」が受け取れる、と見做して考えたいと思います。今回の場合は45,650円の掛け金で60,000円が受け取れる、と見做します。月額は3,800円相当になります。

年間45,650円なので、25年で1,140,000円相当の掛金で、返戻率102%とすると1,530,000円が受け取れる換算になります。

 

では、同様に毎月3,800円を積立、年利3%で25年間運用したとしたらいくらになるでしょうか。運用益には20.315%の税金がかかるものとすると答えは1,519,165円となります。

個人年金保険と年利3%投資運用がほぼ同じ結果となっています。個人年金保険の元本保証で年利3%相当の結果となるのであれば、そんなに悪くないのではないでしょうか。途中解約は出来ませんが老後向けの安全資産としては定期預金や日本国債よりも良さそうです。

結論

・年収904万以上(1800万以上であれば尚よし)

・年額8万円以内(少ないほど良い)

・期間25年以内(短いほど良い)

(・できれば高金利時代の契約が好ましい)

最後に学資保険や貯蓄型死亡保険について補足です。基本は同じ評価になるのですが、万が一の補償がふくまれているので結論よりも条件を緩くしても良いと思います。

保険が気になる方は、まずは無料のFPに相談してみる良いと思います。

 

保険よりもiDeCoが優先なのは間違いないので、こちらの記事もご参照ください。

 

計画的に資産を形成し、将来の安定を築きましょう。

 

■本日のオススメふるさと納税

今まで20種類以上のリンゴを食べていますが、その中でも2TOPのうちの1つであるオススメの品種です。甘さ、香り、食感、果汁どれも最高クラスです。毎年必ず頼んでおり、ふるさと納税の中でもこちらは特Aで糖度保証もあるので美味しさが保証されているのも安心です。

 

※ 本ブログ記事は投資その他の行動を勧誘する目的で作成したものではありません。投資の最終決定はご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は私の理解や憶測で記載しており、情報の確実性を保証したものではありません。

本日のマーケット(22/9/22)

まずは昨日の米国株の結果です。

政策金利が発表されました。3時の発表から下げてパウエル議長の発言で上昇(ダマし)。発言終了からの下げ。ジャクソンホールと同じ動きでしたね。今回は75bpsで予定通りでしたが、ドットチャートで今後の目標と期間が上方修正されたので下落となっています。

 

本日の日本株の結果です。

ほとんど影響無しですね。マザーズはまさかの微増。後場から米国先物も上昇してきており、はやくもセンチメントが回復しつつあります。

 

セクター別です。

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あまり動きがなかったですね。あえていうと海運が大きく下げています。

 

思ったより下げなかったため、インバースをいくらか利確しました。3連休なのでINは控えめにしています。

 

すでにFOMCが遠い昔のような気すらします。今朝からビットコイン先物も上昇しています。先程、為替介入も実施されましたね。ドル円は一気に5円も下げています。

FOMCの結果についてストラテジストは畏怖していますが、市場は相変わらず強気ですね。今晩、明日とどのように動くか追いかけたいと思います。

 

伝説と言われる投資家たちが大切にしている投資スタイルを学ぶことができます。自身のスタイルを見直すキッカケにもなると思うのでオススメです。

 

計画的に資産を形成し、将来の安定を築きましょう。

 

■本日のオススメふるさと納税

本場の藁焼きの鰹のたたきです。ボリュームもあり、たいへんオススメです。

 

※ 本ブログ記事は投資その他の行動を勧誘する目的で作成したものではありません。投資の最終決定はご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は私の理解や憶測で記載しており、情報の確実性を保証したものではありません。

 

 

本日のマーケット(22/9/21)

昨日の米国株の結果です。

開始前に建築許可件数と着工件数が発表され、マイナスで開始。場中は大きなボラティリティでしたが、結果は始値まで戻して終わっています。セクター別ではどれも下げていますが不動産が大きく下落。銀行が少し耐えています。

 

日本株の結果です。

ついに2週間前の8月来底値まで下げています。マザーズは3日連続の下げ。本日もグロースが大きく下げています。通常ならここで反発でしょうが、明日以降は今晩のFOMCを見ないと分からないですね。

 

セクター別です。

こちらはエネルギー、海運、保健が善戦しています。

 

ようやくFOMCです。すでに調整済みなのでこのまま3時まで模様眺めが続くと思います。ビットコイン恐怖指数は少し構えてますね。今回はドットチャートも発表されますので、そちらに注目ください。また、3時半にパウエル議長の発言もあります。そこでもう1波あるかも知れませんので気を抜かず。

日本株は金曜も祝日なので明日しか対応できないのが悩ましいですね。

 

FIREを目指している方はこちらの記事も参照ください

 

計画的に資産を形成し、将来の安定を築きましょう。

 

■本日のオススメふるさと納税

7000円で1kg以上のあまおうが貰えます。果物はスーパーで買うよりふるさと納税で貰った方が格段に鮮度が良く美味しいのでオススメです。

 

※ 本ブログ記事は投資その他の行動を勧誘する目的で作成したものではありません。投資の最終決定はご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は私の理解や憶測で記載しており、情報の確実性を保証したものではありません。

本日のマーケット(22/9/20)

昨日の米国株の結果です。

開始前は10年債利回りが3.5まで上昇、恐怖指数も上昇傾向でした。しかし、始まってみると株価は上昇し、結果プラスで終えています。セクターではヘルスケアが下げています。

 

本日の日本株の結果です。

日経平均はプラス。開始から上昇しましたが28000にも届かず27900で頭打ちとなっています。マザーズが-1.2%と大きくマイナスで、前場では一時的に2%も下げていました。

本日はFOMCに向けて利上げに対する防衛策としてグロースから大型株に資金が移ったと考えます。

 

セクター別

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こちらは海運と不動産が大きく下げましたね。

 

昨日は原油も大きく上下し、ビットコインも19000を割りましたが戻しています。FOMCに向けて不安定な動きが続いています。このような状況では焦らず無理をせず、確実に拾っていきましょう。

 

欧州は今後も更なるインフレが進むという予想も出ており、今回のFOMCを乗り切っても欧州発の恐慌が起こるリスクについても注視しておきたいと思います。

 

日本だと資産形成において年金は重要な要素なので、あまり意識していない方は下記の記事を参照ください。

 

計画的に資産を形成し、将来の安定を築きましょう。

 

■本日のオススメふるさと納税

数と種類がたくさん入ったパンの返礼品です。いろんな種類があるので楽しみながら美味しいパンがいただけます。

 

※ 本ブログ記事は投資その他の行動を勧誘する目的で作成したものではありません。投資の最終決定はご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は私の理解や憶測で記載しており、情報の確実性を保証したものではありません。